親方の下で十五年働きました。給料日前になると決まって「おい、そば行くぞ」と若い衆を連れ出して、黙って全員分払ってくれるんです。理由を聞いたら「若い頃、俺もそうしてもらった」とだけ。ご家族はご存じないと思いますが、うちの業界で親方に飯を食わせてもらった職人は、ゆうに百人を超えます。
初めて知りました。「そば屋に寄ってきた」としか言わない人でした。そういうことだったのですね。あの人らしくて、涙が出ました。
この頁は、まだ完成していません。
ご家族が知っている寛さんは、寛さんのすべてではないから。
お参りに来てくださったあなたの記憶がひとつ加わるたび、
この方の物語に、あたらしい灯がともります。
これまでに 6 つの記憶が灯りました
葬儀場の受付や祭壇の脇に置かれた真鍮プレート。スマートフォンをかざすだけで、この頁が開きます。アプリは不要です。
職場でのこと、若い頃のこと、ご近所での小さな親切。ご遺族が知らない故人の一面を、短い文章で納めてください。匿名でも構いません。
集まった記憶はこの頁で永く灯りつづけ、ご遺族は「知らなかった故人」に出会えます。四十九日にも、一周忌にも。
葬儀は、故人を知る人がいちばん多く集まる、最初で最後の日。
その日にしか集められない記憶を、ご遺族への何よりの贈りものに。
写真と動画が、灯籠のようにこの廊下に並びます。
ご遺族だけでなく、お参りに来てくださった方も納められます。
写真20枚・動画1本を標準収録(追加にも対応)。このデモでは自由にお試しいただけます。
灯籠モードは、式場や法要の待合でタブレットに流しておける全画面スライドショーです。
いただいた記憶は、故人の歩んだ時代ごとに灯ります。
まだ灯りの少ない時代の記憶を、特にお待ちしています。
灯りひとつが、記憶ひとつ。
お参りに来てくださった方々が納めた、寛さんのエピソード。
金色の枠は、ご遺族からの返信が届いた記憶です。
親方の下で十五年働きました。給料日前になると決まって「おい、そば行くぞ」と若い衆を連れ出して、黙って全員分払ってくれるんです。理由を聞いたら「若い頃、俺もそうしてもらった」とだけ。ご家族はご存じないと思いますが、うちの業界で親方に飯を食わせてもらった職人は、ゆうに百人を超えます。
初めて知りました。「そば屋に寄ってきた」としか言わない人でした。そういうことだったのですね。あの人らしくて、涙が出ました。
中学二年の夏、私は川で溺れました。飛び込んで助けてくれたのが田中くんです。「誰にも言うな、母ちゃんが心配する」と、自分の濡れた服のことばかり気にしていました。六十年間、約束どおり誰にも言いませんでした。もう時効でしょう。田中くん、あの日から今日までの私の人生は、全部あなたにもらったものです。
家族の誰も知りませんでした。どうかお名前を教えてください。父に代わって、お会いしてお礼を言わせてください。
台風の翌朝はいつも、金づちの音で目が覚めました。田中さんが頼まれもしないのに、ご近所の壊れた雨戸や塀を直して回るんです。お代を渡そうとすると「ついでだよ、ついで」と逃げるように帰ってしまう。うちの雨戸は今も、田中さんの直した雨戸です。音がするたび、思い出すと思います。
材木屋として四十年お付き合いしました。田中さんの口癖は「見えない床下こそ、ちゃんとやる」。予算が厳しい現場でも、材だけは絶対に落とさなかった。だから田中さんの建てた家は、三十年経ってもどこも狂わない。職人が職人を尊敬するというのは、ああいう人のことを言うんです。
じいちゃんは将棋で一度も負けてくれなかった。でも高校受験の前の日だけ、一度だけ負けてくれた。「今日はお前が強かった」って言ってたけど、あれ、絶対わざとだったよね。飛車の動きが変だったもん。じいちゃん、僕はあの一勝を、たぶん一生忘れません。
独立を告げた日、親方は「そうか」としか言いませんでした。薄情な人だと思いました。翌朝、うちの前に道具箱が置いてあったんです。親方が三十年使い込んだ鉋と鑿が、手入れされて全部入っていた。のしも手紙もなし。それが田中寛という人です。あの道具で、私は今も家を建てています。
短い一行でも構いません。「よく挨拶をしてくれた」——それだけでも、ご遺族には宝物です。
プレートは葬儀のあと、ご自宅の仏壇やお墓の隣へ。
同じQRが、これからもずっとこの頁につながります。
受付・祭壇脇のプレートから、参列者が焼香の帰りにその場で納められます。
集まった記憶をご親族で読み返し、あらたな思い出話がまた加わっていきます。
故人に会ったことのない世代も、この頁で「どんな人だったか」に出会えます。
葬儀場に置くのは、この小さな真鍮プレートひとつ。
参列してくださった全員が、物語の書き手になります。
真鍮製レーザー刻印 / 屋外対応・耐用年数10年以上
葬儀のあとはご自宅の仏壇・お墓の隣へ
あなただけが知る故人のお話をお聞かせください。ご遺族が読まれます。匿名でも構いません。
大切な記憶をありがとうございます。
あなたのお話は、ご遺族への何よりの贈りものになります。
あなたしか知らない小さなお話が、
ご遺族への何よりの贈りものになります。
匿名でも、一行でも、声でも構いません。
灯籠モード — 想い出が、ゆっくりと流れます
写真・動画にことばを添えて、灯廊に飾れます。